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日本橋すぐそば、歴史を感じさせる街、高津エリアの住み心地調査


大阪でも屈指の人気スポットである「ミナミ」。なんばや日本橋、千日前といった名物スポットが多数存在するこの一帯は何度訪れても飽きないほどの豊かな魅力を持っています。
そんなミナミの空気を間近に感じながら生活したいという方におすすめしたいのが、今回紹介する高津エリアです。ミナミとは目と鼻の先ほどの近い場所にあるこの一帯は「住む街」として適した環境であり、アクセス性も良好となっています。
今回は、そんな高津エリアを歩いてみました。

高津エリアの歴史


この高津エリアは、はるか昔日本の首都だったとされています。はるか昔、「日本書紀」に登場する仁徳天皇の時代、それまでの大倭(大和)からこの難波へと都が移され、この高津の地に「高津宮(こうづぐう)」が建てられたと言われているようです。
近世、近代においては難波ならび日本橋の発展の流れを受け、街としての成長を続けていきました。この地域にはたくさんの寺社が見られますが、それはおそらく江戸初期の区画整理が影響しているかと思われます。こうした形の街は「寺町」と呼ばれ、大阪のみならず全国各地に存在しているようです。
意外と知られていないのが、この街出身の文化人の多さ。「檸檬」で知られる作家「梶井基次郎」や「直木賞」に名を残す「直木三十五」に加え、「井原西鶴」や「近松門左衛門」といった上方文化の担い手たちが出身者として知られています。

高津エリアのアクセス


高津エリアの主要駅は、Osaka Metro「日本橋」駅、そして「谷町九丁目」駅です。前者は千日前線ならび堺筋線、後者は千日前線ならび谷町線へと通じており、アクセスはとても便利です。
また、近畿日本鉄道(近鉄)「近鉄日本橋」駅「上本町」駅も忘れてはいけません。とくに奈良や三重方面へのお出かけには、近鉄電車の利用がすこぶる便利です。夏休みや紅葉シーズン、七五三にお宮参り等、利用する機会は案外多いのではないでしょうか。

高津、中寺周辺


谷町九丁目駅はOsaka Metroの駅の中でも規模が大きい部類に入るため、地下道を経由してさまざまな場所へ行けるようになっています。

たとえば、テレビで活躍する芸能人も多数出演する「新歌舞伎座」へも、谷町九丁目駅8番出口から徒歩2~3分程度で行くことができます。

千日前通りから南は天王寺区になりますが、大阪の名所をご紹介しておきましょう。
「生國魂神社」。
生島神(いくしまのかみ)と足島神(たるしまのかみ)を祀っている神社で、「日本書紀」にもその名が見えるほどの古い歴史を持ちます。
知名度自体も非常に高く、平安時代から続く大祓式に起源を持つ「生國魂祭(いくたままつり)」は大阪三大夏祭りのひとつに数えられており、毎年多くの参加者でにぎわっています。正面の大鳥居はサントリーの創業者である鳥井信治郎さんが寄贈されたことでも有名です。

「藤次寺」。
生國魂神社すぐ近くにある真言宗のお寺で、平安時代における藤原北家隆盛の礎を築いたことで知られる「藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)」によって建立されました。

高津周辺の飲食店としてはラーメン屋や居酒屋が多めです。

歴史的な建造物もたくさんあり、静かな雰囲気です。

ゆるやかな傾斜が印象的な長い坂道。
意外なインスタ映えスポットかも?

先述した高津宮跡地に建立されたのが、この「高津神社」。
この場所に祀られている仁徳天皇は仁政を布かれたようで、集落から出る白い煙の量が少ないのを見て民が窮していることを知り、救済を行った逸話が遺されています。

また、高津宮両脇の敷地は公園として整備されています。
すぐそばにはもっと敷地が広く、遊具も設置されている「花の公園」といったような場所もありました。

レトロ調の看板が興味をそそります。

マンションすぐそばのオシャレなダイナー。
午後のひとときにぜひ。

「法性寺」。
慶長3(1598)年に創建された日蓮宗の寺院ですが、あの「坂本龍馬」と意外なつながりがあります。
幕末のあるとき、治安維持活動を行っていた新選組に追われていた龍馬が薩摩藩御用商人薩摩屋半兵衛の手引きでこの寺へ身を隠し、難を逃れたという逸話が遺されているのです。
また、日本にはじめて検眼鏡を導入したことで知られる蘭医「ボードウィン」が寄宿したという歴史も伝えられています。

「大阪市立中央小学校」。
すぐそばには広々とした市民運動場もあります。

小学校周辺はマンションが集中して建てられていました。
その中には、ブランド性の高い分譲マンション物件も。
子どもを持つ親としては、通学しやすさと安全性の面で助かりますね。

日本橋周辺


この歩道橋を渡って日本橋方面へ。

歩道橋からは天王寺の新名所「あべのハルカス」が見えます。

この通りをまっすぐ行くと、日本橋の人気スポット「黒門市場」へ。

「大阪市立高津小学校」。

歴史的な建造物があるというわけではありませんが、この一帯も素朴な雰囲気があります。

ミナミが好きな方にとっては相性のよい住宅環境ですね。

昔ながらの佇まいをした食堂。
ついつい入りたくなってしまいます。

業務用スーパーを見つけました。
黒門市場と併せて利用すれば買い出しも楽しくなる?

インバウンド需要のためか、日本橋界隈ではこうした小型の宿泊施設をしばしば見かけます。

ここから黒門市場、そして千日前へ。

まとめ

日本橋エリアは大変なにぎわいですが、すぐ近くの高津周辺は意外なほど静かで、とても暮らしやすい環境です。
黒門市場や電気街、千日前商店街等さまざまな観光スポットも徒歩圏内にたくさんあり、他のエリアにはない魅力ある街と言えるでしょう。