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ジム付き分譲マンションのメリットと購入時の注意点

高級マンションの設備として挙げられる代表的なものに、ジムがあります。「時間や天気を気にすることなくジム通いができる」「忙しくても運動する時間がとれる」といった理由でジム設備のあるマンションは人気があるようです。

ジム付きのマンションにはどのようなメリットがあり、どのような設備が用意されているのでしょうか。

また、ジム付きマンションにはメリットだけではなく注意点もいくつか存在します。購入したあとに後悔しないように、しっかり確認しましょう。

今回は、ジム付きのタワーマンションのメリットと設備の充実度、購入前に知っておくべき注意点について解説します。

ジム付きマンションのメリット

ジムが付いているマンションに住むいちばんのメリットは、少しの時間があれば気軽にジムを利用できる点です。普段からフィットネスを利用している方であれば、時間をかけて通わなくても済むというのは大きなポイントでしょう。

街中のジムに通うことと比較したときのメリットは、以下のとおりです。

・自部と自宅が同じ建物内にある
・利用者がマンションの住人のみ

ジムと自宅が同じ建物の中

通常、ジムがあるのは主要な道路や駅の近辺です。住んでいる場所によってはジムまでの移動に時間がかかるため、出かけるのが億劫になってしまうこともあるでしょう。

マンション内にジムが設置してあれば、そんな心配も必要ありません。エレベーターや階段を使うことですぐに到着できるため、今まで移動にかかっていた時間をトレーニングに回したり、ほかの用事に使ったりすることができます。

また、建物の中にジムがあることで移動の際に天気を気にする必要もありません。

入居者の希望に合わせた使い方がしやすい

ジムまでの移動時間がかからないことで、「ほんの少しの時間だけ運動したい」という方でも利用しやすいでしょう。

疲れたら部屋にすぐ戻れるだけでなく、移動用と運動用の2種類の服を用意する手間もありません。着替えを持ち込む必要がないため、最小限の荷物だけでジムに向かうことができます。

利用者がマンションの住人のみ

街中のジムを使うとき、どんな人が利用しているか分からないという点に不安を覚えることもあるでしょう。

一方、マンション内に設置されたジムであれば、利用できるのは原則としてマンションに住んでいる人に限られます。見知った人だけが利用するため、不審者の心配をすることなく利用できる安心感があります。

また、マンションの住人同士が利用することで、コミュニケーションがとりやすい点もメリットだといえます。

マンションのジムの施設はどの程度か

ジム設備の充実度はマンションによって異なり、すべてのジム付きマンションが街中のジムより優れている・劣っているという判断はできません。

ジム付きマンションでは、ランニングマシン、ダンベル、バーベルといった定番のトレーニンググッズや、腹筋や背筋を鍛えるマシンにヨガマットなど、基本的な設備は揃っています。

しかし、マシンなどの台数は多くないことが一般的なようです。

用意されている台数に対して使いたい人が多いと、順番待ちの状態になってしまいます。利用したいときに使うことができず、結局街中のジムまで足を運ばなければいけなくなる可能性も考えなければなりません。

また、一般的なジムと違って常に担当者がいるわけではありません。

基本的にはトレーニングマシンが置かれているだけの状態のため、一人で扱うことに問題のない設備が設置されています。本格的・専門的な設備は設置されていないことも多いのです。

専用のトレーナーがいないことも多いため、個人的な指導を受けたい場合には街中のジムを利用する方が良いということもあります。

マンションのジムを利用しながらトレーナーの指導を受けたい場合は、ジムトレーナーの出張サービスの利用がおすすめです。

ジムの設備だけでなく、他の設備とともに利用することで充実したトレーニングができる場合もあります。プール付きやゴルフレンジ(練習場)付のマンションであれば、ジム以外にも運動の選択肢は増えるでしょう。

ジム付きマンションの注意点

マンション内のジム設備は魅力的な点が多い反面、購入前に知っておきたい注意点もあります。

ここでは、ジム付きのマンションを選択することで発生するデメリットについて紹介します。

マンション価格が高くなる

一般的に、共用設備が充実しているほど分譲価格は高くなります。設備を用意するためのコストを回収する必要があるためです。

また、ジムが設置されたマンションであれば他の共用設備にも力を入れていることが多いため、マンションの分譲価格は高額になりやすいといえます。

お金をかけてでも必要な設備であるかどうか、慎重に考える必要があるでしょう。

管理費が高くなる

国土交通省が行った「平成30年度マンション総合調査結果」によれば、20階建て以上のタワーマンションの平均管理費は15,726円/月でした。団地型を除いたマンション全体でみると10,970円/月と、タワーマンションの管理費の方が1.5倍近く高いことが分かります。
出典:「平成30年度マンション総合調査結果」(国土交通省)

タワーマンションの管理費が高いのは、高層設備ならではの設備があるためです。設置が義務付けられているヘリポートの管理費が発生するほか、外壁や窓ガラスの清掃も簡単には行えません。

補修の際には低層マンションでは下から足場を組むことができますが、高層マンションは屋上からロープでゴンドラを吊り下げて行います。工期が長くなりやすく人件費が多くかかることから、その分の費用も管理費として上乗せされるのです。

豪華な共用設備を有している場合は、さらに管理費が上がることになります。ジムだけでなく、コンシェルジュやラウンジ、スパなど通常のマンションにはない設備を維持するための管理費がかかるためです。

そもそもジムは、ランニングマシンをはじめとした高額な設備を必要とするため導入コストが大きい施設です。一定の期間が経過すればマシンの入れ替えを行うことから、維持費も重くのしかかります。

利用開始当初はデベロッパーが管理費負担をしてくれる場合がありますが、あくまでも最初だけのサービスです。2年目以降は入居者が利用を継続するかを決め、入居者全員で維持費を負担することになります。

ジムの運営を続けるには入居者の過半数の賛成が必要ですが、反対の声が過半数を占めればせっかくのジムが廃止になることも考えられるのです。

維持管理で住人同士が揉める可能性がある

ジムの維持管理費用はマンション内の住人全員が支払う必要があるため、利用しない人は不公平だと感じることもあるようです。

トレーニングマシンの老朽化による買い替えや、新たな設備を導入することになれば追加の費用がかかります。そこでジムを使いたい人、使わない人の間で意見の対立が発生する可能性があります

問題が大きくなると、ジムの維持管理が立ちいかなくなり利用できなくなるだけでなく、マンション内でのコミュニティがうまく築けなくなることも考えられるでしょう。

まとめ

今回は、ジム設備付きの高級マンションを選ぶメリットと導入設備の充実度、ジム付きマンションを購入する前に知っておきたい注意点について解説しました。

天気に関係なく気軽に運動できるメリットがあるジム付きマンションですが、使わないと単に無駄なお金を払うだけになってしまいます。

街のジムに通う場合と費用対効果を比較し、希望するライフスタイルに合った物件を選ぶようにしましょう。