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【憧れのマリンライフ】クルーザーの選び方と維持費

休日をアクティブに過ごしたい方から高い人気があるのが、マリンレジャーです。しかし、「人で溢れかえった浜辺で遊ぶのはかえって疲れそうだ」と、躊躇する方も多いのではないでしょうか。

そういった場合、ゆったりと海を楽しめるクルーザーの購入がおすすめです。船上でBBQやバースデーパーティーなど、周囲を気にすることなく仲間と盛り上がれます。

本格的にクルーザーの購入を検討するには、まずはクルーザーの選び方と必要な費用について把握しておかなくてはなりません。
この記事では、クルーザーの選び方・維持費など購入前に押さえておきたい情報を紹介します。

サイズで維持費が変わる?クルーザーを選ぶときのポイント

クルーザーを選ぶときは、タイプとサイズについてよく考慮しましょう。使い勝手はもちろん、維持費や節税にも影響するためです。

クルーザーは「富裕層がレジャー目的で利用する」というイメージがありますが、実は節税対策としても利用できます。耐用年数が4年と短い割には購入費が高額となるため、1年ごとの減価償却費用もそれなりの金額を計上できる点は大きなメリットでしょう。

この項目では節税目的の場合も含め、クルーザーの最適な選び方について解説します。

目的に合ったタイプを選ぶ

クルーザー購入で重視すべき第一のポイントは、目的に合ったタイプを選ぶことです。たとえば、以下のような目的があげられます。

・クルージングを楽しみたい
・沖で釣りをしたい
・会社の備品として活用したい(節税したい)

クルージングが目的の場合はクルージングタイプを、釣りを楽しみたい方はスポーツフィッシングタイプを選びましょう。

クルージングタイプは走破性に優れ、船上でパーティーを開いたりゆったりと過ごしたりしたい方に向いています。高級なものほど内装やデザインも洗練され、キッチン機能も充実していることが特徴です。

スポーツフィッシングタイプは、ルアーを使用したトローリングでカツオなどの大物を狙いたい方におすすめです。航行性能の高さと、釣りに専念するための快適なデッキ設計が魅力で、もちろん必要不可欠な生け簀も完備しています。

節税目的や会社のビジネスツールとして購入する場合は、従業員にどのような目的で使用してもらいたいかを基準にクルーザーのタイプを選びます。パーティーなど接待を主目的とするのであればクルージングタイプ、社員の福利厚生として活用してほしい場合はスポーツフィッシングタイプが良いでしょう。

自分にとって最適なサイズを選ぶ

船のサイズを表す単位は、ft(フィート)です。1フィートあたり30.48センチメートルで、一般的に購入できるクルーザーのサイズは20~70フィートです。70フィート以上はほとんど販売されていません。

せっかくのクルーザー購入だから、と安易に大きなサイズを購入することはおすすめしません。サイズに比例して維持費も高くなるうえ、以下にあげるとおり保管場所も限定されてしまいます。

・マリーナごとに受け入れサイズの上限がある
・フィートによって保管場所も異なる
・陸上保管は大型サイズには難しい

たとえば70フィートの船まで受け入れ可能としているマリーナもあれば、65フィートまでと制限しているマリーナも存在します。保管場所の候補に考えているマリーナのルールや設備、料金も視野に入れてサイズを選びましょう。

また、同じマリーナ内であっても陸上と海上で保管可能なサイズが異なります。海水による痛みが気になる方は、陸上保管が可能なサイズを選ぶと安心です。

クルーザー維持費の内訳

クルーザー購入自体は節税効果が期待できますが、購入後に発生するコストを考えると必ずしもすべての人にメリットがあるとは限りません。本格的に会社の資産としてクルーザーを検討している場合は、維持費を含めても自社にとってメリットがあるかどうかを考えましょう。

個人の趣味として購入する場合も、維持費はサイズ選びの参考となる重要な要素です。この項では、クルーザー所有で発生する主な維持費について紹介します。

メンテナンス費

クルーザーは基本的にマリーナや自治体が管理する護岸などで保管するため、常に海水や海風にさらされています。劣化を防ぐためには定期的なメンテナンスが欠かせません。

新艇の場合でも最低1年に1回、中古購入の場合は半年に1回はメンテナンスを行いましょう。自力でも可能ですが、専門知識と技術を持つ業者に依頼するほうが手間もかからず安心してクルーザーを利用できます。

メンテナンス費は、たとえば以下の費用があげられます。

・定期検査、中間検査
・定期点検
・整備費用
・消耗品の交換
・修理費用

定期検査や中間検査は法定検査にあたり、法で定められた期間ごとに必ず受けなくてはならないものです。船舶検査証書の期限に沿って行われる定期検査と、船の使用目的などによって定められた中間検査が行われます。

費用は船のサイズによって異なり、10メートル大きくなるごとに1万円前後の増額です。ほかにも改造や修理を行った場合は、臨時検査を受ける必要があります。

定期点検を業者に依頼した場合は、整備やオイル等の消耗品、修理のための費用などが発生します。業者によって異なりますが、10~15万円が相場です。

保管料金

クルーザー専用のマリーナ(停泊所)に保管を依頼するために必要な費用です。小型であれば自宅で保管することも可能ですが、運搬の手間や場所をとることを考えると、マリーナに預けるほうがメリットは大きいでしょう。

マリーナですが、クルーザーの大きさに比例して保管場所が限られるうえ、保管料金が高くなる点に注意しなければなりません。

また、エリアによっても料金に差があります。東京近郊と地方のふたつに分けてみると、1年間あたりの保管料金は以下のとおりです。

・東京近郊…40~60万円程度
・東京近郊以外…25~40万円程度

陸上保管と海上係留のどちらを選ぶかでもさらに料金は変動するため、各マリーナの料金システムを参考にしましょう。

燃料代

自動車と同様、クルーザーの運転にも燃料が必要です。しかし自動車と比べた場合、クルーザーは燃費が良い乗り物とはいえません。1日だけの利用でも数万円の出費となります。

小型であればガソリンが使用されるものもありますが、大型のクルーザーの燃料は軽油がほとんどです。ただし、運搬車やマリーナ内に設置された給油所を利用するため、軽油といっても一般のガソリンと同等の価格で売られています。
燃料の相場は以下のとおりです。

・20フィートクラス…2~3万円程度
・40フィートクラス…6~10万円程度

あくまで目安ですが、クルーザーのサイズによって上記の費用がかかることは視野に入れておきましょう。長期間乗る機会がない場合も、維持のために定期的にエンジンをかける(燃料を消費する)必要があります。

任意保険

自動車のような強制加入の自賠責保険はありません。とはいえ、万が一のときのために、任意保険の加入がほぼ必須といえます。

保険料はサイズごとに異なり、1年間で10万円前後です。

・賠償責任保険(対人対物)
・搭乗者障害保険
・船体保険
・捜索救助保険

任意保険の種類は、上記のとおり賠償や障害のための保険のほか、海上特有の捜索救助にかかる保険もあります。多少高額となっても船体の保証や事故時の捜索救助を行ってくれる保険を選びましょう。

まとめ

マリンスポーツを楽しみたい方や非日常感を味わいたい方は、クルーザー購入がおすすめです。購入費や維持費がかかるイメージがありますが、購入するクルーザーのタイプやサイズを慎重に選べば、無理のない運用が可能です。

保管に関しては小型船でない限りはマリーナや自治体が管理する護岸などに任せられるうえ、メンテナンスも専門業者に依頼することができます。

個人で楽しむほか、経営者の方は福利厚生やビジネスツールとして会社の資産とする方法もあります。工夫次第で節税対策にもなるため、一度検討してみると良いでしょう。