大阪都心・暮らしと街のリアル情報サイト

ORENG

子供のための資産運用方法とは。口座名義やお年玉はどうしたらいい?

「子供のために少しでもためになることをしたい」と考えた際に、子供がやりたいことや、なりたい職業のために、金銭面で困らせるようなことはなくしたいものです。

今回は、子供のための資産運用方法や、口座の名義などについてまとめたので参考にしてください。

子供のための資産運用にはどんな方法があるか

親が子供のために毎月積み立てる貯金や、お祝いやお年玉、お盆玉などのお金はどのように運用すれば良いでしょうか。
この項では、子供のために活用できる資産運用の方法を紹介します。

積立定期預金

「積立定期預金」とは、毎月一定額を普通預金から振り替えることにより積立し、まとまった資金を計画的に貯めることを目的とした定期預金のことです。

通常の定期預金は預入時に元本を一括して払い込むのに対し、積立定期預金は毎月一定額を振り替えることにより、自動で積立を行うことができます。

定期積立預金にはさまざまな積立方式が存在します。たとえば、通常の毎月一定額を積み立てる方法のほかに、契約時にボーナス月など特定の月のみ増額する方法や、余裕のあるときのみATMから入金して積み立てる方法など、自身の収入の増減に合った方法で積み立てることが可能です。

また、定期預金というと、まとまった金額でなければならないイメージがありますが、定期積立預金の場合は、月々500円から気軽に始めることができます

そのほかメリットとして挙げられるのは、「自動的にお金が口座に積み立てられるため、使ってしまう心配がなく貯蓄が苦手でも確実にお金を貯めることができる」という点です。

また、普通預金よりは金利が高いため、そのまま寝かしておくよりはお得に運用することができるでしょう。

デメリットは、満期日前に中途解約すると期日前解約利率が適用されるため、多くの場合は通常の普通預金と同じ利率になってしまう点です。
しかし、中途解約したとしても元本割れのリスクはないため、大きなデメリットとはいえないでしょう。

学資保険

「学資保険」とは、毎月決まった額の保険料を支払い、子供の入学時や進学時などに祝い金や満期保険金を受け取ることできる貯蓄型の保険のことをいいます。

学資保険は契約期間中に契約者である親が亡くなった場合、保険料の支払いが免除されるうえ、祝い金や満期保険金を受けとることができます。もしものことがあったとしても保険を継続し子供の学費を確保することが可能です。

メリットは、上記のとおりもしものことがあった場合の保障になるほか、商品や契約によっては払い込んだ保険料よりも多くの保険金を受け取ることができる点です。

デメリットは、預金と異なり途中で払い込んだ保険料を自由に引き出すことができない点が挙げられます。ほかにも中途解約をした際に元本割れを起こすリスクもあるため、学資保険に加入する際は資金や計画に余裕をもって行うようにしましょう。

NISA・つみたてNISA

「NISA」とは、「少額投資非課税制度」の名称であり、その名のとおり投資に関する税金の優遇制度のことをいいます。
年間120万円を上限に投資をして、そこから得た配当金や株の譲渡益などの利益が非課税となります。非課税となる期間は最長5年です。通常の口座で取引を行うと利益の約20%が税金として課税されるため、大きな優遇措置だといえるでしょう。ただし、NISAは2023年までの制度なので、それ以降は投資ができない点に注意が必要です。

「つみたてNISA」については基本的には通常のNISAと同じですが、年間の投資金額が40万円までであること、定期的かつ継続的な積立投資のみ認められていることなどが異なります。こちらは2037年までの制度です。

メリットは、上記の通り運用益が非課税になるほか、いつでも資産を換金できるため、急にお金が必要になった際も対応できる点です

デメリットは、どちらも「元本保証」をしているわけではなく、相場の流れによっては損をしてしまう可能性があることです。
そのため、投資する金融商品については自分が納得できるように、よく検討を行う必要があります。

また、NISAには「ジュニアNISA」という子供のための長期に渡る資産形成のための制度もあります。手続きが煩雑ではありますが、贈与税は年間110万円までの贈与については非課税となるため、相続税や贈与税対策には有用であるといえます。

口座名義は子供名義にした方が良いのか

では、子供のために資金を残す場合、口座の名義は子供名義にした方が良いのでしょうか。

【預貯金】子供名義の方が資金管理しやすい

預貯金は、親名義ではなく子供名義にする方がお金の管理がしやすくなります。たとえばお年玉や毎月の児童手当など、決まった金額を貯金することで生活費と明確に区別することができます

また、子供のための貯金という意識も高まるため、浪費する心配も少なくなります。

注意しておきたい点は、贈与税が発生する可能性があることです。しかし贈与税は年間110万円までの非課税枠が設けられており、その金額以下の贈与には税金は発生しません。計画的に贈与を行う場合にはこの非課税枠を意識するようにしましょう。

もしその非課税枠を超える贈与を検討している場合は、「教育資金の一括贈与制度」を利用しましょう。これは1,500万円までの教育資金の贈与が非課税になる制度です。ほかにも非課税となる制度が設けられているため、専門家に相談することも視野に入れながら計画を立てるようにしましょう。

【NISA】ジュニアNISA以外は子供名義NG

通常のNISAとつみたてNISAは、要件により20歳以上でなければ口座を開設することができません。

ジュニアNISAは0歳~19歳までの未成年を対象とした非課税制度です。子供名義の口座を開設するには、あらかじめ親名義の口座を開設しておく必要があります。また、子供が18歳になるまで原則払い出しはできません。

子供の資産・お年玉やお盆玉を運用するのは是か非か

これまで子供のお年玉やお盆玉を資産運用に使用する前提で話をすすめていましたが、「子供にお金を自由に使わせても良いのでは?」と考える方もいるでしょう。

この項目では、子供のお年玉をどのように扱うべきなのかについて紹介します。

小学生のお年玉の平均額と使い道

2019年の大手教育サービスの調査によると、小学生のお年玉の平均額は21,000円程であり、19,000円程だった2016年と比較すると増加傾向にあります。

その使い道についてですが、全体の8割が「貯金」と、必要以上に浪費をしないという調査結果が出ています。

お年玉・お盆玉を投資教育に使うという方法

教育の一環として、子供が自分の意志で欲しいものを買うという体験は必要です。
しかし、「すべてのお金を自由に使わせてしまうと浪費癖が身についてしまうのではないか」と考える親御さんも多いのではないでしょうか。

そんななかで、近年お年玉やお盆玉の一部を「投資教育」として使うという教育の方法が存在します。

学校教育の中では「お金」についてのカリキュラムがないため、真剣に投資について考える機会というのはなかなかありません。

お年玉は子供が動かせる金額としては比較的大きく、親子で一緒にお金の使い方と投資について考える非常に良い機会であるといえます

子供の自由な意思を尊重することが大前提ではありますが、小さいころからお金についての知識や経験を身につけることで、将来子供が自分の判断で資産運用や投資を考える際に貴重な糧となることでしょう。

まとめ

子供というのはあっという間に成長していくものであり、親から子に伝えられることには限りがあるのかもしれません。

子供が将来どんな勉強をしたいと言っても対応できるようにお金を貯めておくのはもちろんですが、親子で一緒にお金について勉強することで「お金の大切さ」も学んでいければ、
より成長につながるのではないでしょうか。