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大阪市北区の分譲マンション市場展望

「うめきた」地区を中心に更なる発展の大阪市北区

「大阪」駅、「梅田」駅を擁する大阪市の商業、ビジネスの中心拠点として発展する大阪市北区。近年は、2013年4月に先行開業した「うめきた」の第1期地区である「グランフロント大阪」や、先ごろ開業した「LINKS UMEDA」をはじめとする再開発事業などが進展し、魅力ある街として発展しています。
また、広大な都市公園を核に近未来的な複合高層ビルや住宅で構成される、延べ床面積約53万㎡超の巨大再開発が2024年夏の一部開業を目指して進行中の「うめきた」の第2期工区や、旧日本郵便跡地にオフィス・商業施設・ホテル・劇場等が開発予定の「大阪駅西地区開発計画」、オフィス・商業施設・駅施設等が開発予定される「大阪駅新駅ビル開発」の他、大阪神ビルディング及び新阪急ビル建替計画の「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」や、住宅・ホテル・店舗等の複合開発が計画される「(仮称)梅田曽根崎計画」など、今後も魅力ある都市整備が数多く計画されており、更なる発展が期待されます。

大阪市北区の分譲マンション動向。平均坪単価は?

大阪市北区の分譲マンションの供給戸数は、「グランフロント大阪」の開業を控えた2011年頃から増加し始め、2011年以降は年間1000戸を上回る供給戸数で推移しています。2017年には単年で2000戸を超える供給が見られるなど、近年大量供給が継続するも、初月契約率は例年70%以上の高い水準で推移しており、都市の魅力が高まる中、分譲マンションにおいては高い需要が見られます。
また、大阪市北区の分譲マンションの平均坪単価は、「グランフロント大阪」開業翌年の2014年以降上昇傾向が継続しており、2018年には@300万円/坪を突破するなど、大阪市内でも著しい価格上昇が見られます。

大阪市北区の注目エリア。中津駅周辺の豊崎地区ほか

中でも、近年活発な供給が見られるのは、都市インフラの整備進む「うめきた」地区に近い、「中津」駅周辺の豊崎地区や、「梅田スカイビル」がある「うめきた」2期地区に隣接する大淀地区をはじめとする大阪駅の北部及び北西部エリアです。大規模な超高層マンションをはじめ、「新梅田」や「梅田北」といった名を冠する物件が数多く供給されており、好調な売行きを見せている物件が多く見られます。需要の伸長が見られる中、大阪駅の北部及び北西部エリアの地価は近年著しい上昇を見せています。分譲マンション価格は、「うめきた」地区の開業前後で、大幅に上昇しており、近年は平均坪単価@300万円/坪以上の超高層マンションの供給が相次いで見られます。
また、大阪市北区の2019年1~10月の分譲マンションの平均坪単価は、対前年同期比で+9.9%の@330.5万円で推移しており、価格上昇は依然継続しています。大阪市北区では、旧電通大阪ビル跡地で、最大180室のホテルと450戸の共同住宅を含む超高層複合ビルが計画されている「(仮称)堂島2丁目計画」や、「うめきた2期」の北地区、南地区の民間宅地内で分譲が計画されている超高層マンションをはじめ、高単価での分譲が予想される開発計画が複数確認できる状況で、分譲マンション相場は、今後更に上昇する可能性が高い情勢です。

※データ出典:有限会社エム・アール・シー

著者情報

株式会社工業市場研究所 大阪事業所 所長 久田亮介