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大阪の地盤と、地震対策・液状化対策|マンションを買う前に

大阪 都市風景

大阪の地盤は大丈夫?

2011年3月に起きた「東日本大震災」以来、地震対策への意識は高まっています。とくに大阪をはじめ関西地方においては1995年1月に「阪神淡路大震災」を経験しており、今後発生が予想されている「南海トラフ地震」への備えも課題となっています。

マンション購入者として気がかりなのは、大阪の地盤についてです。地盤が弱い場合、地震によって「液状化現象」が発生し、建物の倒壊や水道管およびガス管の破損等につながるおそれがあります。この記事では、大阪の地盤や地震対策について解説を行っていきましょう。

大阪の地盤は全体的にそれほど強くない

結論から述べると、大阪、とくに大阪市周辺の地盤はそれほど強固なものではありません。その理由は、大阪の地理的な環境によるものです。

大阪市の地表自体はやわらかい沖積砂層や弱い沖積粘土層の体積によって築かれた海抜の低い低地であり、地震やそれに伴って発生する津波に対して強いとは言えません。

また、昭和初期から後期にかけて市内を中心に行われた大阪市内では重工業産業活動も関係しています。工場を円滑に稼働させるためには多量の水が必要であったため、過剰ともいえるほどの地下水くみ上げが行われました。これによって粘性土層は収縮を続け、昭和30年代後半には300センチメートルもの沈下を記録。その後、規制強化などの対策によって沈下の進行は止まってはいるものの、依然地震による液状化リスクを抱えています。

さらに、港区や大正区といったエリアに関しては、江戸時代以降築かれた埋立地で、元は海や湖であったという歴史的背景も地盤の弱さを物語っているのです。

大阪に住むのであれば、こうした地域的な知識を把握しておく必要があるといえるでしょう。

大阪各地域の地盤について知る方法は?

大阪エリアの地盤に関する情報を得るためには、どのようなサイトにアクセスすればよいのでしょうか。

それに関しては「地盤情報ナビ」というサイトが役に立ちます。このサイトのトップページに公開されている地図を開いて希望のエリアをクリックすれば、該当する場所の地盤情報を閲覧することが可能です。地震に対する強度について知りたいのであれば「液状化」をクリックすれば地図上にデータが表示されるようになっています。

地盤情報ナビ -地図検索(大阪府)-

このサイトのデータによれば、大阪市内においては大正区や港区において液状化のリスクが高い一方、天王寺区や東住吉区はリスクが低いという結果が出ております。

この理由として、天王寺区や東住吉区の真下は「上町台地」と呼ばれる丘陵地が存在しており、地盤が固く、地震による被害を受けづらいためと思われます。

マンションにおける「液状化対策」

このような地盤的な問題を克服するため、大阪のマンション建設にはどのような工夫が施されているのでしょうか。

ほとんどのマンション用いられているのは「鋼管杭」の打ち込みです。地中奥深くの固い「支持層」に鋼製の杭を打ち込むことにより、建物の安全性および耐震性を大幅に向上させます。

また、大阪市では平成37年までに民間マンションの耐震化率を95%以上にすることを目標としており、そのために耐震診断および耐震改修設計ならび耐震改修工事を行う業者に対し、費用の一部補助を定めています。