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中央区長堀橋エリアの街並みと歴史をレポート

大阪市と言えば梅田やなんば、中之島等が人気ですが、それ以外にも魅力を持った地域はたくさん存在しています。

その中のひとつが、今回実地レポートを行う長堀橋エリアです。若年層で賑わう心斎橋のすぐ近くということもあり、いかんせん見落としがちではありますが、この一帯も高い機能性と興味深い文化・歴史を内包しているのです。

今回は長堀橋、その中でも東心斎橋や島ノ内周辺の環境を見ていきましょう。

長堀橋の歴史

長堀橋と言えば今では地名を意味しますが、かつて同名の橋が存在していました。長堀橋が架けられたのは寛永2(1625)年のこと。長堀川の掘削に合わせて設けられたもので、いわゆる「公儀橋(幕府が維持管理を行う橋)」のひとつでした。長堀川にはこの長堀橋以外にも、「板屋橋」や「安綿橋」、そして「心斎橋」等多くの橋が架けられ、現在もその地名に橋の名が遺されています。

戦後しばらくまで大阪水運の要のひとつとして活躍し続けた長堀川でしたが、昭和35(1960)年、自動車インフラ強化を目的とした都市計画のため埋め立てられました。現在の「長堀通」は長堀川の埋め立てと同時に敷設されたものです。

長堀橋のアクセス

Osaka Metro「長堀橋」駅は、長堀鶴見緑地線および堺筋線に通じています。前者は大阪府門真市から大正区まで、後者は阪急京都線や阪急千里線に乗入れしている他、日本橋、動物園前、天下茶屋で他路線に接続しているので大阪の東西南北を満遍なくカバー可能な交通環境となっているのです。
また、同駅から徒歩数分程度で行き来できるOsaka Metro「心斎橋」駅、「四ツ橋」駅の利用も視野に入れれば、御堂筋線や四ツ橋線の活用によってさらに移動範囲を広げられるでしょう。

東心斎橋エリア

東心斎橋エリアのメインストリートをすぎると、高層マンションや海外観光客向けの宿泊施設を多く見かけるようになります。

漢方によるアレルギー等の内科治療を行う診療所。
医薬品の副作用に抵抗があるという方にとってはありがたい存在かも。

つながる東心斎橋には居酒屋やバーに肉バル等いろいろな「飲み屋」が盛りだくさん。
ランチタイムのお食事スポットとしても使えます。

若年層に人気のある韓国料理「サムギョプサル」の専門店。
お気に入りのお店を見つけてみましょう。

このあたりの住まいは心斎橋駅や長堀橋駅へのアクセスが容易で、なおかつ「心斎橋筋商店街」も近くにあるので、生活にあたって不便はなさそうですね。

「大阪府南警察署」。
堺筋大通りの裏側となるため、少々見つけづらいかもしれません。

「大阪南郵便局」。
長堀橋駅から非常に近く、お出かけついでに利用ができます。

「株式会社ドウシシャ大阪本社」。
大阪のみならず東京でも存在感を見せている総合流通サービス企業。
大阪市東成区が発祥の地であることは意外と知られていないようです。

「foodium(フーディアム)東心斎橋」。
かつて関西のみならず日本全国に展開していた「株式会社ダイエー」の流れを汲むスーパーマーケットチェーンであり、24時間営業を行っています。

この道をそのまま行くと心斎橋筋商店街へ。

島ノ内エリア


長堀橋エリアの要となるメインストリート「堺筋」。
北区天神橋から西成区天下茶屋を南北につなぐ幹線道路であり、長堀橋~日本橋間は「長堀橋筋」とも呼ばれます。
元々は「紀州街道」の一部であり、現在の「堺市」へ通じていたことからこの名がついたようです。

江戸時代、現在の西心斎橋から島之内までの一帯が「島之内」と呼ばれていて遊郭や茶屋が立ち並んでいたいわゆる繁華街であり、当時はこの一帯が「ミナミ」と呼ばれていました。船場地区の南側に位置していたことがその語源と言われています。

現在も島之内南部は飲み屋が多く、東心斎橋エリアと併せて足繁く通っている方もいらしゃるようです。

長堀橋といえば「クリスタ長堀」。
全長730メートルとなるこの地下街は長堀橋駅、心斎橋駅、四ツ橋駅の三駅に跨っており、単体地下街面積としては日本最大級とされています。
グルメやファッション、雑貨に占い美容関連等、出店されているショップのバリエーションも豊富であり、長堀橋周辺に住むのであれば頻繁に利用することとなるでしょう。

オフィスワーカーにも若者にもラーメンは大人気。
ここ長堀橋にもさまざまなラーメンのお店があります。

高層マンションを横切る道。
心斎橋は裏通りもにぎやかでしたが、このあたりは落ち着いた雰囲気ですね。

「大阪市立南中学校」。

コンビニにガソリンスタンド。
このあたりの生活関連施設はメインストリート(堺筋)の付近に多く存在しているため、利便性が高いです。

「長堀交番」。
長堀橋駅から東に徒歩4~5分程度のところにあります。
万が一の際にも対応できるよう、交番の場所はしっかり覚えておきましょう。

堺筋沿いの歯科クリニック。
虫歯治療から矯正、根管治療まで幅広い分野に対応してくれるようですね。

「安綿橋(やすわたばし)跡」。
長堀川に架けられた橋のひとつ。
建設に協力した現地商人「安井九兵衛」と「綿屋某」にちなんで名づけられたと言われています。

「末吉橋」。
こちらは長堀川ではなく、「東横堀川」に現在も架かっている橋。
江戸時代、東南アジアの海で活躍した豪商「末吉孫左衛門」によって設けられました。

「住友灰吹所跡」。
「灰吹」というのは鉱石から金属を抽出する精錬法のひとつであり、古くは飛鳥時代から江戸時代まで用いられたとされています。
この地にはかつて住友家が寛永13(1636)年に開設した当時国内最大の銅精錬所が存在しており、国内で産出される銅の実に1/3もの量が生み出されたと伝えられており、日本の主要な輸出商品として国外へ販売されていました。

灰吹所の周りはちょっとした休憩スペースとなっています。

小スペースの画廊やミュージアムもちらほら見かけます。
美術品に関心がある方にとってはこのあたりの散歩も楽しくなりそうですね。

生活利便性の高い長堀橋エリア

以上、長堀橋エリアの実地レポートでした。
長堀橋周辺は「クリスタ長堀」や「foodium東心斎橋」のみならず、ガソリンスタンドに歯医者など生活拠点がそろっており、他地域へのアクセス性も良好です。
繁華街ゆえに治安的には不安があるものの、このエリアの利便性がご理解いただけるでしょう。